HDD vs SSD vs SSDH vs Optane vs eMMC vs UFS をメリットデメリットで解説

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最近はノートパソコンに採用されるストレージの種類が増えてきています。スピードや耐久性を踏まえて、ノートパソコンを快適に利用するために適切なストレージを選びましょう。

代表的なストレージ種類とメリットデメリット、そして利用シーンに沿った選び方を紹介します。

ストレージの種類の説明

現在、メジャーなストレージは全部で6種類あります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを簡単に解説します。

HDD(Hard Disc Drive)

  • 昔はメジャーなストレージだった
  • 今ではSSDにその地位を奪われ気味
  • 大量のデータ保存をする場合は今でも最良の選択肢

ハードディスクは大きく2つのディスク回転数に違いがあり、用途に応じて使い分けます。ディスク回転数は5,400回転と7,200回転のと2種類があり、1分間あたりの回転数 を示しています。

この違いは下記です。

 5,400 回転7,2000 回転
処理速度遅い早い
発熱量少ない多い
静音性静かうるさい
消費電力小さい大きい
価格安い高い

結論からいいますと5,400回転を選べばよいです。

HDDを利用するメリットは動画など大きなデータを保存するためであり、高速に処理する目的であればSSDを選んだ方がよいためですね。

例えば中古パソコンショップでも古いノートパソコンのハードディスクを、敢えてSSDに搭載し直して売り出しているところもあるぐらいです。

5400回転速度

メリットデメリット
メリット
  • 大容量でも価格が安い
  • 消費電力が少ない
デメリット
  • アプリやゲームなどで処理が遅くなりやすい
目的、利用シーン

とりあえず安いので、インターネットから落とした動画などを大量に保存したり、録画した動画などを保存するシーンでHDDを利用します。

ちなみに余談ですが、写真や動画がたくさんないのであれば、DropBoxやGoogleDriveなどのクラウドストレージを利用したほうが、パソコンが軽くなったりバッテリー駆動時間が長くなります。容量に応じて利用料金がかかりますが、スマートフォンと連携できるメリットがあります。

7200回転速度

メリットデメリット
メリット
  • 処理速度が早い
  • データ転送速度が早い
デメリット
  • 消費電力が大きい
  • 価格が高め
目的、利用シーン

(HDDしか選択肢がないのであれば)プログラムを動かしたり、OSの起動ディスクにするなどして高速化を図ることができます。

ただ、SSDが安くなって来ているため、あえて7,200回転HDDを利用する理由はありません。

 

SSD(Solid State Drive)

  • 現在もっともメジャーなストレージ
  • 早い、壊れにくい、静か、軽いとノートパソコンに最適
  • 突然死対策は必要

今の最新のノートパソコンであれば、ほぼ全てSSDになっています。一昔前のノートパソコンであればSSDではなくHDDが搭載されているため

  • 「Windowsの起動が遅い」
  • 「動作が重い」

など悩みがあれば、SSDが搭載されているノートパソコンを買い替えるとよいです。

メリットが多いSSDですが、唯一気をつけるべきなのは「SSDは突然死する」こと。そのため重要なデータはクラウドストレージか、HDDへ保存しましょう。(HDDは仕組み上、徐々に故障していくため定期的なチェックで事前に故障が予測可能)

現在、SSDの種類は大きく分けて

  • SATA接続
  • M.2 NVMe

の2つがあります。この2つを紹介していきます。

 

SATA接続(現在、最も主流のSSD)

世の中で最も使われているSSD方式です。大量生産されているため値段も安くなってきています。

メリットデメリット
メリット
  • 衝撃に強く、発熱、消費電力が少ない
  • 処理速度が早く、動作音が静か
  • HDDよりサイズが小さく軽い
デメリット
  • (HDDに比べて)容量が少ない
  • 単価が高く、価格が高くなる
  • 突然死することでデータの読み出しができなくなる
目的、利用シーン

SSDの使い方や用途は、HDDと全く一緒と考えて問題ないです。

今利用しているパソコンがHDDの人は、これをSSDに変更することでパソコン処理速度が早くなります。ただし、いきなり壊れる可能性があるため重要なデータはクラウドストレージか、外付けHDDへ保存したほうがよいです。

M.2 NVMe接続(次世代のSSD)

  • 次世代のSSD方式
  • 超高速
  • マザーボードが対応している必要がある

自作パソコンに慣れた人向けで、マザーボードに接続などが必要となります。そのため、事前に組み込まれているノートパソコンなどに個人で追加実装するのはかなり難しいと思われます

ただ、今後はノートパソコンも速度を重視したものが出てくると思われますので、この方式を知っておいて損はないでしょう。

メリットデメリット
メリット
  • 速度が圧倒的に早い
デメリット
  • 発熱量が多い
  • 容量の単価が高い
目的、利用シーン

現在のストレージとしては最も早い規格であるため、大容量のゲームを高速で動かしたい、Adobeなどの動画編集ソフトを高速で動かしたい人向けです。

もう少しピンと来る言い方をすれば「人生の中での優先順位の高い部分をパソコンを利用した趣味や仕事が占めている」人向けです。

SSHD(Solid State Hybrid Drive)

  • HDD同様に大容量のデータが保存可能
  • HDDの利点とSSDの利点を組み合わせ
  • SSDよりも低コスト

SSHDはHDDとSSDを組み合わせたストレージになります。HDD同様に大容量のデータが保存できますし、SSDのように起動が高速であることがメリットですね。

安いHDDが組み合わされているため、SSDよりもコストが抑えらる点もメリットです。

デメリットとしては、HDDに比べ価格が高い点や、そもそも商品バリエーションがなく、かつ利用者も少ないため、口コミや不具合情報などが少ない点があります。HDDのデメリット同様に、衝撃に弱く、重量があり、発熱量が多い点も挙げられます。

メリットデメリット
メリット
  • HDD同様に大量のデータ保存が可能
  • SSDと同様の起動速度(若干遅い)
  • SSDより価格が安い
デメリット
  • HDDよりもコストが高い
  • 衝撃に弱く、重量があり、発熱量が多い
目的、利用シーン

価格を上げたくなく、HDDよりも高速に動かしたい。あまり速度にはこだわらないが、少しの値段の違いなら早くしたい人はSSDHで十分でしょう。

 

Optane

  • 超高速で価格が高い
  • SSDやHDDとの組み合わせで利用

Optaneでよく聞くワードとしては「Optaneメモリー」というものです。これはストレージというより高速メモリーを利用したストレージ速度補助システムと言ったほうが近いかもしれません。最近出始めたばかりなので、容量に比べて値段は高いですが、その分速度が速いです。

他に「Optane SSD」が存在します。Optaneメモリーも、Optane SSD も高速かつ高耐久のメモリー「3D XPoint」を利用したNVMe SSDとなります。「Optane SSD」はそれ自体がストレージとしての役目を果たすものとなります。

Optane SSD。ぱっと見は Optaneメモリー と変わらないが容量が大きい。価格も高い。

Optane SSD。ぱっと見は Optaneメモリー と変わらないが容量が大きい。価格も高い。

 

SSDで紹介しても良かったのですが、ここでは個別に紹介します。

メリットデメリット
メリット
  • 超高速
デメリット
  • 価格が高い
  • タイプによっては発熱量がとても大きい
  • 適合したマザーボード、CPUが必要
目的、利用シーン

こちらも大容量のゲームを高速で動かしたい、Adobeなどの動画編集ソフトを高速で動かしたい人向けです。「人生の中での優先順位の高い部分をパソコンを利用した趣味や仕事が占めている」人向けです。

eMMC(Embedded Multi Media Card)

  • 速度はHDDとSSDの間。値段は高い
  • 消費電力はSSDより少ない。サイズも小さい
  • 基本はタブレットやスマートフォンに使われている
  • 最近UFSに取って代わられ始めている

eMMCとは、フラッシュメモリーを基本としたストレージのことです。

普通はノートパソコンで利用されず、タブレットやスマートフォンでの利用されることが多いですが、軽量や駆動時間を売りにしたモバイルノートPCに使われることも多くなっています。

SSDと同じようにフラッシュメモリーを利用した方式なので、特性としてはSSDに似ている部分が多いです。eMMCの読み込み/書き込み速度はSSDとHDDの中間と考えて良いでしょう。

最近はこの後に紹介するUFSが性能が高いため、そちらに地位を奪われ始めています。

メリットデメリット
メリット
  • 消費電力が小さい
  • サイズが小さい
デメリット
  • SSDより遅い
  • 価格が高い
目的、利用シーン

少し前のスマートフォンやタブレットにデフォルトで搭載されているストレージです。さらに高速なストレージとしてはUFSがありますが、ゲームやプログラムなどゴリゴリ稼働させないのであれば、このストレージで問題ないことが多いです。

UFS(Universal Flash Storage)

  • eMMCの後継と目されている規格
  • eMMC程度のサイズ/消費電力
  • SSD並の高速性能

UFSの特徴を簡単に言うと、スマートフォンなどに使われている「eMMC」程度の大きさや消費電力でありながら、パソコンなどに使われている「SSD」並の高速な読み書き性能を持つことです。

すでに一部のハイエンド・スマートフォンには採用が始まっています。

UFSへの注目が集まってきている背景には、パソコンではなくスマートフォンで高精細な動画やゲームといったコンテンツを楽しむ機会が増えてきたため、CPUだけでなくストレージにもハイスペックさが必要になってきたことが挙げられます。

メリットデメリット
メリット
  • eMMC程度のサイズ/消費電力
  • SSD並の高速性能
デメリット
  • メジャーではない
  • 価格が高い

 

ストレージ速度の比較(動画)

ここまで各ストレージの紹介をしてきましたが、速度の面でどれほどの違いがあるのか、動画でご紹介します。

ノートパソコンストレージ速度比較:最も早いのはM.2 NVMe SSD

下記の動画は、

  • 次世代SSD(M.2 NVMe)
  • 今のSSD
  • SSDH
  • HDD

の読み込み速度を比較した動画になります。やはり左2つは早いですね

M.2 NVME vs SSD vs SSHD vs HDD Game Loading Times

 

こちらはSSD、SSDH、HDDのOfficeが起動するまでの時間になります。HDDが如何に遅いかわかる動画ですね。

ストレージ別LibreOfficeが起動するまで(SSD/SSHD/HDD)

タブレット、スマートフォンストレージ比較:UFSの速度の違い

下記は eMMC と UFS の速度の違いがわかる動画です。やはり UFS は次世代の規格だけあって早いですね。

【FGO】eMMC vs. UFS Android端末ローディング時間検証 【Fate/Grand Order】 ロードが重い 遅い

利用シーン別の最適なストレージ

  • とりあえずSSDを選んでおけば間違いなし
  • 家で動画をためまくるならHDD
  • 重量級ゲームや動画編集するならOptane付きSSD

という感じですね

速度を踏まえ最もコストパフォーマンが良いのはSSD(SATA)

現時点では、速度面とコストを踏まえて最もコストパフォーマンスがいいのはSSDですね。

ストレージタイプ単価価格参考URL
HDD2円/GB価格を確認
SSDH12円/GB価格を確認
SSD16円/GB価格を確認
Optane260円/GB価格を確認

 

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